【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌③:難関!お会計業務と電子お薬手帳紹介!!
薬学生
2021/10/24
前回書いたピッキングなどの業務に少しずつ慣れてきたと思っていたら、どんどん新しい業務を教わっていきました。覚えることが多くて充実はしているのですが、ついていくのに精一杯で、大変です。。。僕のアルバイトとしての最終的な目標は「薬剤師の資格が必要な業務以外、全てこなせるようになる!」と、過大な期待をされているみたいです笑。
患者さんの来局が少ない時間帯は、調剤室の業務だけでは手が空いてしまうことが多いです。そんな僕の様子を見た管理薬剤師Y先生からの指示で、次はお会計に挑戦することになりました。挑戦と言うほどのことでもないですが、今までのアルバイトでお客さんと接することが少なかった僕としては、患者さんと直接お話するというだけで緊張してしまいました。
まずレジの操作や、会計の流れをおしえていただき、すぐに本番。薬剤師の先生から患者さんへの投薬が終わって、レジのほうにもう来る…!とドキドキしながら、「〇〇さん、お会計です」と対応が始まりました。最初は後ろで監督してもらいながらの対応で、なんとか乗り越えることができましたが、その後は緊張と不安で声が小さくなってしまったり、レジを打ち間違えてしまったりと、皆さんを戸惑わせてばかりでした。失敗が重なって落ち込んでいるところに、主婦薬剤師H先生から「初めはみんなそんなものです。対人業務は慣れですよ。」と優しくお声を掛けてくださり、それなら僕もめげずに頑張ってみよう!と思うことができました。まだぎこちなくてスムーズにいかない場面も多いですが、なんとかお会計も対応できるようになってきています。
今回はもう一つ僕の仕事を紹介します。電子お薬手帳アプリの利用推進です。このアプリは非常に優れもので、お薬手帳の機能だけでなく、薬剤師にチャットで相談ができたり、処方箋画像を撮って送ることで来局前に受付ができたりと、便利な機能を備えています。
僕が与えられたミッションは、初めて薬局に来た患者さんに対して、そのアプリの説明をしてその場でインストールしていただく、というものです。初めはどのように話しかけたり、どんな説明が良いのかわかりませんでした。それでもなんとか説明しようとしましたが、なかなかうまく話をすることができず、「拙い説明で上手く話すことが出来なくてごめんなさい」という申し訳ない気持ちでいっぱいでした。患者さんは僕のことを学生と認識してくださっているので一生懸命説明を聞いてくださいますが、逆にそれが申し訳ない気持ちを増幅させていきました。そんな様子を見た薬剤師の先生から、
・患者さんの席の隣に座るなどして目線をしっかり合わせる
・処方箋の患者さんの年齢や予想できる家族構成から、お薬手帳の利点についての言葉を変える
などアドバイスを頂きました。なるほどな、と。早速それらを実践してみると、自分でも驚くほどスムーズに説明ができるようになりました。おかげで何人かの患者さんには、その場でインストールしてもらうこともできました。まだまだトーク内容に改善点はあると思いますが、少しずつアドバイスをいただきながらレベルアップしていきたいと思っています。
次回は、学生生活との両立やアルバイトをして身についたことについて書きたいと思います。
質問やご意見はこちらまで。
→info@shake-pharmacist.com
この記事の関連記事
【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌⑤:調剤薬局アルバイトでの失敗事例集①
こんにちは、りゅうです。今回は自分がアルバイトしていく中で失…
こんにちは、りゅうです。今回は自分がアルバイトしていく中で失…
【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌④:学業とアルバイトの両立は難しい!?
こんにちは、りゅうです。今回は学校生活との両立や、アルバイト…
こんにちは、りゅうです。今回は学校生活との両立や、アルバイト…
【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌③:難関!お会計業務と電子お薬手帳紹介!!
こんにちは、りゅうです。今回は、お会計や電子お薬手帳の説明な…
こんにちは、りゅうです。今回は、お会計や電子お薬手帳の説明な…
【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌②:薬局アルバイト初勤務報告!
こんにちは、りゅうです。今回は、薬局アルバイトの初勤務の報告…
こんにちは、りゅうです。今回は、薬局アルバイトの初勤務の報告…
【連載】薬学生の薬局アルバイト日誌①:自己紹介とアルバイトを始めたきっかけ
初めまして、りゅうです。SHAKEへの登録がきっかけで…
初めまして、りゅうです。SHAKEへの登録がきっかけで…
調剤薬局アルバイト薬学生インタビュー①
薬学生の調剤薬局アルバイトを支援するためのインタビュー企画「…
薬学生の調剤薬局アルバイトを支援するためのインタビュー企画「…